マルチグリッド¶
デブルーインの1981マルチグリッド法を元に ペンローズタイル を生成する塗りつぶしレイヤーです。2D 上に超次元格子グリッドを生成し、かっこいいパターンを作ることができます。かっこいいだけでなく、パターンを作る便利な機能があります:
ダイアモンドや矩形といったひし形を常に生成します。3D アーティストには特に便利です。
3、4、6以外の次元では結果は不規則になり、画像の幅や高さで繰り返しになることはありません。
中心の周りでは対称になり繰り返します。繰り返される量は投影される次元の量と同じです。
結果のパターンは自然界に現れる準結晶としても知られます。
形状¶
このアルゴリズムの身となるものです。既定の値はスターペンローズタイルを生成します。
- Dimensions
格子形状が持つ次元の数です。3は立方体の格子、4は正八胞体の格子、5は 5-cube の格子、となっていきます。
- Divisions
事実上のズームアウトです。これは画像中心から角までの幅の分割をします。それからそれぞれの次元へ線を投影します。
- オフセット
それぞれの線のまとまりの画像中心からのオフセットを操作します。この値を変えると同一次元内でのパターンが大きく変わります。
線¶
- 線幅
ひし形枠線の幅をピクセルで表したものです。ひし形が描かれる方法の制限により、0 px にしても髪の毛程度の線が表示されます。
- Connector Lines
形状の辺間で追加の線を描きます。特定のタイルに特定のルールがあることを示すことに使われるものですが、それでもかっこいい見た目になります。
- 鋭角
鋭角に接続する辺同士に孤を描きます。
- 鈍角
鈍角に接続する辺同士に孤を描きます。
- Cross
それぞれひし形の辺同士を交差させるような二つの線を描きます。特に線幅0で使うと面白いです。
色¶
Krita の色ボタンは相互にドラッグアンドドロップできるようになっているため、色に関わる設定はすべてこの項目にまとめられています。枠線や接続線の色を変えたり、個々のひし形に色を付けるためのグラデーションがあります。
カラーファクターではそれぞれのひし形の色を決める際にどの設定を使うかを決めます。この値は掛け算され、グラデーションから値を得るための値になります。
- Ratio
この比率に従ってひし形に色を付けます。細いひし形は低く、太いひし形は高くなり、正方形が最も高い比率になります。
- Intersect
ひし形に交差する線によって色を付けます。次元を3に設定するとはっきりわかるように、格子上でひし形がどの側にあるかによって色を付けます。
- インデックス
中心からの交差線の数によってひし形の色が変わります。中心により近いひし形は低い値を、遠いひし形は高い値を取ります。