複製ブラシエンジン¶
複製ブラシは描画レイヤーのあるセクションのコピーを描画することを可能にするブラシエンジンです。写真やテクスチャの操作に便利なブラシです。複製元を選択するとコピーあるいは複製した複製元を異なる場所に描画できるようになります。Krita 以外のアプリケーションでは通常この操作のために分離されたツールを有していますが、Krita ではブラシエンジンを使います。
使用法とホットキー¶
ブラシカーソルの設定をブラシの輪郭線にすることで、複製する領域を見ることができます。
複製ツールは投影から複製を作成できるようになっており、複製元となるレイヤーを変更することも可能です。Ctrl + Alt + ショートカットを押すことで現在のレイヤー上から新しい複製ソースを選択できます。Ctrl +
ショートカットは、新しい複製ソースポイントを複製オプションを選択した時にアクティブだったレイヤーから選択できます。
警告
ショートカット Ctrl + Alt + は、バージョン2.9.7で一時的に無効になっています
設定¶
描画モード¶
- 修復ブラシモード
複製ブラシを修復ブラシモードに変更します。修復ブラシモードはしばしば、絵や写真のレタッチ時に傷を除去するのに使用されます。
- パース補正
パースグリッドがある場合にのみ機能します。
警告
この機能は現在無効です。
- 参照点を移動
描点・描線ごとに参照点を複製するかどうか、決定する機能です。修復ブラシとともに使うと便利な機能です。
- 新しい描線の前に参照点をリセット
新しい描線を引くたびに参照点をリセットする機能です。ある描線の一部を複製する時、この機能を有効にしておくと参照点を永続的なオフセットとして使用する代わりに、単一の描線内の同じ一部分を複製することができるようになります。
- すべての可視レイヤーから複製
この機能にチェックを入れると、アクティブな単一レイヤーだけでなく、全レイヤーの複製が強制されます。