操作¶
インターフェース¶
Krita のインターフェースはとても柔軟でアーティストが作業スペースの要素を調節するのに十分すぎるほどの選択肢を持っています。アーティストは個々の要素をまるでレゴブロックを組み立てるかのようにスナップして調節できます。Krita はツールバーやドッカーという形で組み立てるパーツを提供しています。それぞれの要素は表示したり隠したり、動かしたり調節して、アーティストが個人に合わせたインターフェースを簡単にカスタマイズできるようになっています。
Krita インターフェースツアー¶
先ほど言ったように、Krita のインターフェースは柔軟でご自身で選んだ作業設定は下にあるようには見えないかもしれませんが、まずはここから始めます。
A -- ほとんどのウィンドウアプリケーションで見かける ファイル やアクションメニューです。
B -- ツールバー -- ここでブラシを選び、透明度やサイズといったパラメーターの設定をします。
C -- 可動パネル/ドッカー用のサイドバーです。他のアプリケーションでは、ドッキングエリアとも呼ばれます。Krita はまたドッキングパネルを上部や下部にも配置できます。
D -- ステータスバー -- このスペースにマスクモードといった選択表示のモード、選択されたブラシプリセット、色空間、画像サイズと便利なズーム操作が表示されます。
E -- 浮動パネル/ドッカー -- これらはドッカーをいつでも"ポップアプト"/インすることでオプションの幅が広がります。良い例は プリセットドッカー や パレットドッカー です。
キャンバスは真ん中にあって紙に描くのや他のデジタルペイントツールとも違い、Krita は膨大なサイズのキャンバスもスクロールすることができます(もちろん必ず必要とはしないでしょうが)。標準的なナビゲーションツールは次のとおりです:
キャンバスを自由に動かす¶
回転やミラー、ズームといったキャンバスナビゲーションの多くが、既定でキーを割り当てられています:
- パン
、スペース +
と 方向キー から使えます。
- ズーム
ズームは + と - キーを通して行えます。Ctrl + スペース や Ctrl +
ショートカットで描画を直接ズームできます。
- ミラー
M キーを押すことで素早く表示を反転することができます。ミラーは手慣れたデジタルアーティストが作品の"見え方"を確認する素晴らしいテクニックです。垂直反転も同様です。
- 回転
変形せずにキャンバスを回転させることができます。Ctrl + [ ショートカットか 4 キー、反対は Ctrl + ] ショートカットか 6 キーから行うことができます。マウスを使う簡単な回転は シフト + スペース と シフト +
ショートカットからできます。回転をリセットするには 5 キーを使ってください。
またこれらは 表示 ‣ キャンバス からも見つけることができます。
ドッカー¶
Krita はオプションの多くを細分化して機能別のパネルにしておりドッカー(またはドック)と呼ばれます。
ドッカーは、例えばレイヤーの並びやカラーパレット、ブラシプリセットのリストのようなものを含める小さいウインドウです。絵を描く人のパレットや水、ブラシセットのようなものだと考えてください。設定 メニューと ドッカー サブメニューを選ぶことで有効化することができます。そこから利用可能なオプションの長いリストを見つけることができます。
ドッカーはドッカーウインドウ右上の x をクリックすることで消せます。
ドッカーはその名前が意味するように、メインのインターフェースにドッキングすることができます。ドッカーをキャンバスの端(または好みであれば上や下)にドッカーをドラッグすることでできます。
ドッカーは"隠された"、パワフルや Krita の機能を持っていて、アプリケーションの奥まで深堀りし始めれば色々試したくなるでしょう。
ドッカーの調節は作業の必要に応じてどのような順列でも組み合わせにすることもでき、それを作業スペースとして保存することができます。
ドッカーはドラッグする前に Ctrl キーを押すことでドッキングを防ぐことができます。
スライダー¶
Krita はブラシサイズ、透明度、流量、色相、彩度などの値を操作するのにスライダーを使います。下が Krita スライダーの例です。

範囲は左から右で表示されており、青いバーが現在の値のある範囲を示しています。どこでも良いので左か右をクリックすると、スライダーは現在の値を低い方(左)か高い方(右)に変更します。
特定の値を入力するには、スライダーを右クリック してください。これでどんな大きな数でも直接入力することができます。
スライダーをドラッグしながら シフト キーを押している間は値が緩やかに変化し、Ctrl キーを押した場合は5の倍数になります。
ツールバー¶

ツールバーは大事なアクションやメニューが置かれている場所でアーティストが描く時に簡単に読んで使えるようになっています。
Krita ツールバーについて設定の仕方はマニュアルの ツールバー セクションを見てください。ちゃんと使えばアーティストの作業速度をかなり向上させることができ、特にタブレットモニタやタブレット PC ユーザに効果的です。
バージョン 5.0 で追加: ショートカットやツールバーに加えて、検索バーですべてのアクションを素早く検索することもできます。検索バーは Ctrl + Enter で表示できます。
ワークスペース選択¶
ツールバーの右端にワークスペース選択があります。ここで Krita ユーザインターフェースで使われる設定の保存や読み出しができます。いくつかのよく使われる枠スペースは Krita と一緒にインストールされています。
ポップアップパレット¶

ポップアップパレット は Krita 独自の機能で、アーティストの生産性を上げるために作られました。ブラシ選択、描画色と背景色、最近使った色を素早く選ぶ円形のメニューです。アクセスするにはキャンバス上で右クリック するだけです。ブラシやカーソル上の位置にパレットが現れます。
ブラシプリセットにタグをつけることで特定のブラシをこのパレットに追加できます。例えば、ブラシプリセットにインクタグをつけ、ポップアップパレットからタグをインクに変更すればインク用のブラシすべてがパレットに表示されます。
プリセットドッカー からブラシに タグ付け することができ、一般的なタグ付けの話については リソース概要ページ をみてください。
ポップアップパレットをもう一度呼び出すと、タグアイコンがクリックでき、タグを選ぶことができます。実際、タグを複数作って切り替えることができます。10以上のプリセットが必要なら、設定 ‣ Krita の設定を変更... ‣ 全般 ‣ その他 ‣ パレットプリセットの数 からご自身が落ち着く10以外のプリセット数に変更します。