インストール

Windows

Windows 利用者は Krita をウェブサイトや、Windows ストア、あるいは Steam からダウンロードできます。ストア版と Steam 版はお金がかかりますが、ウェブサイトの無料版と機能的には同じです。しかしウェブサイトのバージョンと違うのは、Krita の新しいバージョンが登場したときに自動更新されることです。ストアの手数料を差し引いた後は、Krita 開発の支援に使われます。

ウェブサイト:

最新のバージョンは常にウェブサイトで公開されています。

このページは正しいアーキテクチャ(64ビットか32ビット)を自動検出して表示しますが、"すべてのダウンロード可能なバージョン"から違う選択肢を選ぶこともできます。ご自身でコンピュータのアーキテクチャを調べるには、設定 ‣ Krita について を開いてください。デバイス仕様システムタイプ に表示されています。

Krita は既定では EXE インストーラ をダウンロードしますが、代わりに ポータブル版 ZIP をダウンロードすることもできます。インストール版と違い、このポータブル版は Windows エクスプローラでプレビューが自動表示されません。ポータブル版を使いながらプレビューを表示させるには、Krita の Windows シェル拡張 もインストールしてください(ダウンロードページに置いてあります)。

またファイルは KDE download directory にも置いてあります。

Windows ストア:

少しの手数料で、Windows ストアから Krita をダウンロードできます。このバージョンには Windows 10 が必要です。

Steam:

少しの手数料で、Steam からも Krita をダウンロードできます。

Epic ストア

少しの手数料で、Epic ストアからも Krita をダウンロードできます。

Krita のポータブル版をダウンロードするには KDE のダウンロードディレクトリから、setup.exe インストーラの代わりに ZIP ファイルをダウンロードしてください。

注釈

Krita には Windows 8.1 以上が必要です。ストア版は Windows 10 が必要です。

Linux

多くの Linux ディストリビューションが Krita の最新版を含んでいます。サードパーティリポジトリを有効にしなければならない場合もあります。Krita は KDE、Gnome、LXDE、Xfce 他多くのデスクトップ環境で動きますが、KDE アプリケーションであり KDE ライブラリを必要とします。ディストリビューションによっては KDE システム設定モジュールをインストールして GUI テーマとフォントを弄ってやりたくもなるでしょう。

Nautilus/Nemo ファイル拡張

2016年4月から、KDE の Dolphin ファイルマネージャが既定で KRA と ORA サムネイルを表示しますが、Nautilus とその派生は拡張が必要です。Moritz Molch's extensions for XCF, KRA, ORA and PSD thumbnails を推奨します。

AppImages

Krita 3.0 以降では、まず公式サイトにある AppImage を試してみてください。9割はこれが最新の Krita を手に入れるのに今のところ一番簡単な方法です。 AppImage をダウンロードして、ファイルのプロパティか chmod コマンドを打って AppImage を実行可能にしてください。ダブルクリックし、Krita を楽しみましょう。(またはターミナルから ./appimagename.appimage で起動します。)

  • AppImage のあるフォルダをターミナルから開く。

  • 起動可能にする:

chmod a+x krita-3.0-x86_64.appimage
  • Krita を実行!

./krita-3.0-x86_64.appimage

AppImage は必要なライブラリをバンドルした ISO のまとまりで、リポジトリや依存関係に頭を悩ませる必要もなく、ディスク領域をほんの少し余分に使用するだけです。(そしてこのサイズは Plasma でするときだけに余分になるものです。)

Ubuntu と Kubuntu

あなたがどの Ubuntu のバージョンを使用しているかは問題でなく、Krita は普通に動きます。しかし既定では、とても古い Krita のみが使用可能です。AppImage か、Flatpak または Ubuntu のアプリストアで使えるもののいずれかを使うべきでしょう。また Krita の最新のビルドのために PPA も用意しています。そのインストール説明についてはここを読んでください。

OpenSUSE

最新の安定版が KDE:Extra repo: で利用できます。

注釈

Krita はまた公式リポにもあり、Yast からインストールできます。

Fedora

Krita は公式リポにあり、packagekit (Add/Remove Software) を使用してインストールするか、次のコマンドをターミナルってください。

dnf install krita

Gnome ソフトウェアセンターや Discover といったソフトウェアセンターを使うことで Krita をインストールすることもできます。

Debian

Debian で使える最新版の Krita は3.1.1です。インストールするには次のコマンドをターミナルでタイプしてください:

apt install krita

Arch

Arch Linux は Krita パッケージを Extra リポジトリで提供しています。次のコマンドで Krita をインストールします:

pacman -S krita

また Krita の pkgbuild を arch user repositories から見つけることもできますが、最新の git バージョンを含んでいる保障はありません。

Flatpak

また安定版とナイトリービルドに Flatpak もありますが、これらのビルドが開発者自身によって維持されてはいません。KDE コミュニティウェブサイトFlathub Maintainers のいずれかから入手することができます。KDE コミュニティのウェブサイトでは、Flatpak のナイトリービルドのみを提供しています。

Flatpak ビルドをソフトウェアセンターからインストールするには、Discover やお使いのディストリビューションから提供されたソフトウェアセンターから Flatpakrepo ファイルを開いてください。

上のリポをひとつ追加した後は Krita を探すことができ、ソフトウェアセンターがインストール用の Flatpak 版を表示するようになります。

もしターミナルからする方が良いのであれば次のコマンドで Krita の Flatpak ビルドをインストールできます

KDE Flatpak リポには:

flatpak --user remote-add --if-not-exists kdeapps --from https://distribute.kde.org/kdeapps.flatpakrepo

flatpak --user install kdeapps org.kde.krita-nightly

Flathub リポからインストールするには:

flatpak --user remote-add --if-not-exists flathub https://flathub.org/repo/flathub.flatpakrepo

flatpak --user install flathub org.kde.krita

Snap

Ubuntu の snap 開発者による snap パッケージが提供されていて、これらは通常最新ではありません。Krita 開発者自体は snap パッケージをビルドも提供もしていません。snap パッケージとして Krita をインストールするには、まず snapd アプリケーションをインストールします。snapd は Ubuntu ディストリビューションに既定でインストールされています。

もし Ubuntu ディストリビューションを使用していて Krita の snap パッケージがソフトウェアセンターで表示されないならターミナルから次のコマンドを実行できます

sudo snap install krita

注釈

Flatpak と Snap ビルドは Krita のメインの開発者によるテストはされておらず、これらからインストールされた Krita を実行中にバグに遭遇するかもしれません。

macOS

ウェブサイトから最新の実行ファイルをダウンロードできます。macOS バージョン 10.12 以降でのみ動きます。

ソース

既成のビルドされたパッケージからインストールするよりソースから Krita をコンパイルする方が間違いなく難しいものの、それだけのことをする価値があるであろうメリットが存在します:

  • Krita 開発を追いかけられます。もし開発リポジトリから定期的にコンパイルすれば、開発中のすべての新機能を試してみることができます。

  • ご自身のプロセッサ向けに最適化できます。ほとんどの既成パッケージは最も使われるであろう最低限のものに合わせてビルドしてあります。

  • またバグ修正も一番早く手に入れることができます。

  • 開発中の機能のフィードバックを送り、バグ修正のテストをすることが開発者の助けにもなります。これはかなり重要で、開発者同様にテスターの名前がクレジットされる理由でもあります。

もちろん、いくつかのデメリットもあります: 現在の開発ソースリポジトリからビルトすると未完了の機能もすべて手に入れることになります。おそらく安定性を少し失うものか、UI にも現れずに動かないものも含まれます。でも実際本当に不安定になるのはまれで、もしそうなら動く版に戻るのも簡単でしょう。

それで... もしソースからコンパイルしたいなら、ここのガイドにある最新版用のビルド説明から始めてください。

もし問題があったり、ソフトをコンパイルするのが初めてなら Krita の開発者にコンタクトを取ることを躊躇わないでください。メインで使われている3つのチャンネルがあります: